こんにちは、バンブーといいます。
S27にて最終97位をとれたので記念に記事を残そうと思います。
以下常体にて失礼します。
【構築経緯】
S27においては構築の多様性や単体のパワーの高さを評価して黒バドレックスとミライドンが環境の2強と見ていた。
その対策枠として最メジャーなディンルーが増加傾向にあると感じ、ディンルーにも2強の伝説にも強いチオンジェンに着目し、構築をスタート。
また厄介なオーロンゲにもかなり強い。
悪タイプで挑発や捨て台詞を無効にしつつ、宿り木で削っていける。壁張りされても宿り木の種で遅延することもできる。
ディンルーを出して欲しいので組ませる伝説はミライドンか黒バドレックスにしたい。
ミライドンの苦手な地面にチオンジェンが強いので相性が良さそうではあるが、スイープ性能が最も高そうなスカーフ黒バドレックスを選択。
S20で20位だった構築を参考にして初手出しが安定し、対面突破を狙ったり状況によってはトリックや鬼火で起点作成を行う型での採用。
黒バドレックスと相性の良いエースとしてシルクのスカーフカイリューを採用。 黒バドレックスにノーマルテラスを合わせられた場合、カイリューの神速の一貫を目指す。
チオンジェンが出せない相手のときに黒バドの苦手なポケモンを倒すため+対面選出ができるように相性のいい連撃ウーラオスを襷を持たせて採用。
ここまででコライドンやザシアン等の物理伝説を相手するポケモンがいないため、霊獣ランドロスを採用。ゴツゴツメットを持たせることで黒バドレックスやカイリューの圏内に入れるのを意識。
この5体で多くの構築に戦えていたので最後のポケモンには受け崩し+見た目で選出誘導できるポケモンを補完枠に採用したかった。
チオンジェンと合わせることで毒びし展開を相手に意識させ毒タイプを出させることでバドレックスのサイコキネシスを通す、構築で重たい炎オーガポン(特にチオンジェンが呼ぶ)に強いキラフロルを採用。受け崩しを期待してメテオビーム+アシッドボムの技構成。
以上6体で構築をまとめ、最終日に臨んだ。
【単体解説】
バドレックス(黒馬) @ こだわりスカーフ
テラスタイプ: ゴースト
特性: じんばいったい
性格: おくびょう
185(76)-94-101(4)-217(252)-121(4)-211(172)
アストラルビット / サイコキネシス / おにび / トリック
最強の禁止伝説。
スカーフ+ゴーストテラスタルでスイープ性能を高めた。
ゴーストテラスの火力は凄まじく、対策枠として後出ししてきたイーユイをチョッキでなければ2発で落とし、大きなアドバンテージをとれる。
耐久に振ったことて相手のスカーフ最速黒バドレックスにかなり弱くなってしまったが、耐久振りを施したことでミリ耐えしたことの方が多かったので正解だった。
鬼火とトリックを採用することで初手置き性能が高く、相手の構築と初手ポケモンによって柔軟にプランを選択することができる。
人馬一体によるスイープを狙うのがもちろん一番太い勝ち筋ではあるが、大事にしすぎないことはこの構築では意識した。
シルクのスカーフカイリューを裏に控えさせていることが多かったので、無理に残したりせずにアストラルビットによる削りや鬼火トリックによる起点作成を優先し、カイリューに託す展開も多々あった。
圧倒的な性能の黒バドレックスを対策してない人はいない。明確な黒バドレックス受けが存在しない場合はチョッキや襷を持って対面的に処理を狙ってくるか、ノーマルか悪のテラスタルで意表を突いてくるので見せ合い段階で警戒する必要がある。
環境トップを使うとびっくりテラスや過剰なメタが嫌で今まで使うのを避けてきたが、トップメタだからこそ相手の構築内容がある程度透けて見えやすいということを実感できたシーズンだった。
カイリュー @ シルクのスカーフ
テラスタイプ: ノーマル
特性: マルチスケイル
性格: いじっぱり
195(228)-204(252)-116(4)-108-121(4)-103(20)
A:ガチ特化
S:2舞で最速135族抜き
残り耐久
伝説をなぎ倒す一般ポケモン。
シルクのスカーフを持たせることで大きくリーチが伸び、何度もスイープしてくれた。
チオンジェンのカタストロフィと相性が良く、テラスシルク神速で無振りウーラオスや無振りミライドンは確定で倒せる。
竜舞羽休めの技構成にすることでキラフロルの毒びしと合わせて耐久できるようにしたがキラフロルと合わせて選出することは少なかった。
構築の裏エースとして十二分な活躍を見せてくれた。
シルクのスカーフを持たせる上で覚えておきたいダメージ感覚を以下に記す。
シルク神速
→B4パオジアン高乱数2(80.85%)
テラスシルク神速
→B4ウーラオス、ミライドン確2
→B4コライドン高乱数2(72.65%)
→ウーラオスのアクアジェットと合わせるとパオジアンの瀕死率99.21%
+1テラスシルク神速
→等倍B4黒バドレックスに乱数1(62.5%)
+2テラスシルク神速
→B4ミライドン確定1
→B4コライドン乱数1(50%)
ステロが入れば87.5%
テラスタイプ: みず
特性: ふかしのこぶし
性格: いじっぱり
175-200(252)-121(4)-74-80-149(252)
すいりゅうれんだ / インファイト / アクアジェット / アイススピナー
必殺仕事人。
対面選出も行なえるように襷を持たせての採用。
選出して腐ることはなかった。
黒バドレックスやミライドン構築にハッサムやイーユイなどチオンジェンが出しにくいポケモンがいた場合は代わりにウーラオスを選出して削り役を担った。
襷のウーラオスはインファイト+アクアジェットでミライドンを落としにいけるステラテラスが主流だが、この構築においてはインファイトさえ入ればスカーフバドレックスと神速カイリューのどちらでも縛ることができるため、無理矢理対面突破する必要がないので最もパワーの高い水テラスで使用した。
チオンジェン @ たべのこし
テラスタイプ: フェアリー
特性: わざわいのおふだ
性格: おだやか
192(252)-94-136(124)-115-189(132)-90
ギガドレイン / カタストロフィ / やどりぎのタネ / まもる
HD:臆病眼鏡ハバタクカミのムーンフォース確定耐え(目安)
B:残り全て
カタツムリ。
黒バドレックスやミライドンをはじめ、ディンルー、キョジオーン、ママンボウ、オーロンゲ、メタモン等厄介な相手に対して強い。
特殊伝説を相手して欲しいため、HDに多めに努力値を割いた。
構築の組み始めではイカサマやどみが守るの構成で使っていたが、イカサマを意外と撃たない+チオンジェンで勝ちにいくよりも裏のエースを通す削り役を担わせた方が勝てると気付き、この技構成となった。
身代わりがないのでチオンジェンでハメにいける相手は減ったものの構築としての完成度は間違いなくあがったと感じる。
カタストロフィがこの構築において重要で相手の体力を半分削ることでバドレックスやシルクのスカーフカイリューで一気にスイープできる可能性が高まる。
カタストロフィのワンウェポンだとパオジアン、ディンルー、ヘイラッシャ、ママンボウ、ウーラオスの処理速度が遅すぎるためギガドレインとの2ウェポン。
イカサマややどみがでハメにいけないので起点回避することができない。技選択にはかなり気をつけていた。
相手の体力が削れていない状況で黒バドレックスやオーガポンにアンコールで起点にされると試合終了してしまうので安易に宿り木の種を押さないように意識はしていた。
マッチングの偏りはあったかもしれないが、最終日はディンルーもオーロンゲも少なく、選出機会は多くなかったが出せたときにはしっかり役割をこなしてくれた。
草テラスのバドレックスが終盤増えたが、宿り木の種をアンコールされなければカタストロフィ連打でどれだけ積まれたとしてもカイリューの神速圏内に入れることができる。
テラスタイプは水、電気、毒、炎、鋼、フェアリー等多くの候補がありどのタイプも一長一短でかなり悩んだがこの構築ではドラゴン技の一貫を切れるフェアリーテラスタルで採用した。
炎テラスでイカサマを入れれば物理伝説に出せるようになったり、技構成やテラスタルをいじることで様々な構築にいれることができるスペックはあると思う。
テラスタイプ: みず
特性: いかく
性格: わんぱく
196(252)-165-156(252)-112-101(4)-111
じしん / とんぼがえり / ちょうはつ / ステルスロック
物理伝説に役割をこなして欲しいためHB特化
物理クッション。
コライドン、ザシアンへ選出するポケモン。
ゴツゴツメットを活かして裏のポケモンの圏内に入れる動きを意識した。
よくある型なので特筆すべきことはないが、最終日に8戦出してその全てに勝利することができた。役割集中で破壊されやすいポケモンなので相手取るポケモンはしっかり見極める必要がある。
テラスタイプはパオジアン、ウーラオス、ザシアン、コライドンのメインウェポンを半減できる水。
キラフロル @ パワフルハーブ
テラスタイプ: いわ
特性: どくげしょう
性格: ひかえめ
159(4)-67-110-200(252)-101-138(252)
メテオビーム / パワージェム / だいちのちから / アシッドボム
諸説枠。
受け気味の構築を破壊して欲しかったのでメテオビーム+アシッドボムを採用した…がほとんど選出していない。
相手は毒びし展開を意識しなければならないので選出圧力という意味では仕事していたのかなとは思う。
構築全体でグライオンがめんどくさいので毒びしを撒けるガラルマタドガスも育成していたが、そこまで多くなかったのでキラフロルのまま戦い続けた。
テラスタイプは岩技の火力を上げれる岩。
【選出】
対黒バドレックス
→黒バドレックス+チオンジェン+カイリュー
チオンジェンが出せない場合ウーラオスを選出に絡めることもある。
黒バドでテラスを吐かせてカイリューで締める展開が最も多かった。
4/6(最終日のみ)勝率67%
対ミライドン
→黒バドレックス+チオンジェン+カイリュー
カイリューで勝ちにいく。
1/1 勝率100%
振り返ると全然当たってなくてビックリした。
対コライドン
襷ハバタクカミだと厳しい。
最終日は当たらかったのでラッキーだった。
4/4 勝率100%
対ザシアン
水テラスザシアンで受け出しのランドロスが破壊されたがゴツゴツメットで黒バドレックス圏内に入っていたので問題なく勝てた
3/3 勝率100%
対ホウオウ
→キラフロル+黒バドレックス+ウーラオス
キラフロルで頑張る。
ただ試行回数が少なく、勝てるかどうか分かってない。
1/1 勝率100%
あと白バドレックス、ルナアーラ(完全プレミで負けた)、ザマゼンタに1回ずつ負けた。
【振り返り】
最終2桁をとるのは2回目になります。
成長を感じれて嬉しいです。
1時半頃時点で34位だったので潜るかどうかすごく悩みましたが朝6時から仕事だったので、2桁残るやろ〜って願望で撤退したらみるみる順位が追い抜かれていき、仕事しながら焦ってました。笑
最終的には97位でギリギリ2桁に残れてよかったです。
早朝から仕事のことが多いので早めに順位を上げきってより上のレートを目指せるよう頑張ります。
構築の選択としてスカーフ黒バドレックスと神速カイリューを軸にしたのが正解だったかなと思います。
勝ち馬だったとかそういう話ではなく、上から制圧する構築を使っていたのでレギュG特有の相手の裏読み行動やパオジアンの絶対零度等に勝敗を左右されることが少なかったのでストレスフリーに戦えたのがよかったです。
レギュGは伝説のパワーが高すぎるのでリスクリターンが見合ってない行動や一撃必殺による無理矢理な解決を図ることが多いルールです。
だからこそ、こっちのやりたいことを上から押しつけて相手の行動に依存しない構築作りをこれからも目指していきたいです。
【最後に】
ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
この構築は19日頃に組み始め、試行錯誤して完成しました。
50戦程度しか回せておらず、自分でも気付いていない欠陥もあると思いますが、満足のいく結果がでてよかったです。
この記事を読んでいただいた方に少しでも参考になるところがあれば嬉しく思います。
ではまた。
・いつも相手をしてくれるリア友しゅん
早速会いにきてくれてありがとう!また集まろ
・パモさん
とても使いやすい神アプリバドメモ、いつもお世話になっています。記事でもたくさん使わせていただきました、ありがとうございます。
・趣味を理解してくれる奥さん
・夜中に起きてミルクを飲むとき、僕があげるといつもギャン泣きするのに最終日はすんなり飲んで寝てくれた9ヶ月娘
・対戦してくれた全ての方々